東京都に原子力発電所はありません。新宿区にある東京都健康安全研究センターのモニタリングポストが、都内の空間線量率(μSv/h)を24時間連続で測定しています。上のライブ値が平常値(約 0.036 μSv/h)付近であれば、通常どおりの状態です。
| 項目 | 値・情報 |
|---|---|
| 観測地点 | 新宿区(東京都健康安全研究センター) |
| 平常値の目安 | 約 0.036 μSv/h(おおむね 0.02〜0.10 μSv/h で変動) |
| 年間換算 | 約 315 μSv/年(約 0.32 mSv/年) |
| 都内の原子力施設 | なし(最寄りの福島第一原発まで約 220 km) |
| データ更新 | 60秒ごと自動更新/出典:原子力規制委員会 |
空間線量率(μSv/h)は1時間あたりに受ける放射線量を示します。東京の平常値は 0.02〜0.10 μSv/h 程度で、時間帯や天候で自然に変動します。年間追加被ばく線量の参考レベル(1 mSv/年)は約 0.114 μSv/h に相当します。
2011年3月の福島第一原発事故直後、新宿区のモニタリングポストは3月15日に最大で約 0.8 μSv/h 前後を記録しました。その後は急速に低下し、2011年の後半にはおおむね平常値の水準へ戻っています。2026年現在は事故前とほぼ同じ 0.03〜0.04 μSv/h 台で推移しており、健康に影響する値ではありません。
| 時期 | 新宿区の空間線量率(目安) |
|---|---|
| 2011年3月15日(事故直後のピーク) | 約 0.8 μSv/h 前後 |
| 2011年12月頃 | 約 0.06 μSv/h |
| 2016年頃 | 約 0.04 μSv/h |
| 2026年(現在) | 約 0.036 μSv/h(事故前と同水準) |
晴天が続く日は平常値の範囲で安定していますが、次のようなときは一時的に数値が上がります。いずれも自然現象で、数時間から半日ほどで元に戻ります。
| 要因 | 変化の傾向 |
|---|---|
| 雨・雪 | 大気中の天然ラドン子孫核種が地表に落ち、平常値の1.5〜3倍まで一時上昇。最も多い変動要因。 |
| 機器の統計的なばらつき | 放射線の到来はランダムなため、数%程度の揺らぎは常にある。 |
| 点検・欠測 | 「—」や「点検中」は異常値ではなくデータ取得の一時停止。 |
くわしくは モニタリングポストとは で解説しています。
東京の平常値(約 0.036 μSv/h)を1日浴びても約 0.9 μSv です。他の身近な被ばくと比べると、その小ささがわかります。
| 行為・状況 | 被ばく量(目安) |
|---|---|
| 東京の平常値で1日過ごす | 約 0.0009 mSv |
| 胸部レントゲン1回 | 約 0.06 mSv |
| 東京〜ニューヨーク往復(航空機) | 約 0.1〜0.2 mSv |
| 日本人が1年間に自然から受ける被ばく | 約 2.1 mSv |
| 胸部CT検査1回 | 約 5〜10 mSv |